先日、映画「シン・ゴジラ」を劇場で見てきました。
忘れないうちに感想を書いておこうと思います。
なるべくボカした書き方を心がけますが、どうしてもネタバレ的なことは出てしまうと思いますので、内容を知りたくない方はご覧にならないことをおすすめします。
自分は、予告編動画を見て「おぉ~、これは・・・(かなり面白そうだ)」となった口です。
最近は映画館から足が遠のいていましたが、これは見に行ってみようとなりました。
つまり、前期待が非常に高い状態での鑑賞になりました。
チケットは友人が買ってくれていて、1,300円で鑑賞。
庵野秀明さんが監督をやっておられ「エヴァンゲリオン色が感じられて、なかなか楽しめた」という声も多いようですが、自分はエヴァンゲリオンがよくわからない層になります。
(一度映画を見に行ったことがあるのですが、仕事やプライベートで疲れていたためか、ほとんど内容が頭に入ってきませんでした・・・)
そして、自分はゴジラファンということでもありません。
嫌いではないですし、日本が誇るべきキャラクターだと思いますが、ファンと言い切れるほどではない。
しかし、そんな自分でも楽しむことができました。
それはどうしてかを考えてみると、
★ゴジラが自分の住まいあたりを通過していく(壊しながら・・・)
★ポリティカルフィクションとしての描写が大変興味深かった
★キャスト陣が豪華
といった点が挙げられそうです。
なかでも、政治的目線で「東京近郊に未曾有の出来事が起こったとき、日本政府はどう動き、市民はどんなふうになるのか」という1シミュレーションとして見ることができ、それがそれなりに楽しめたのが大きかったと感じます。
しかし、不満点もあります。
それは、最後のほう。
「そんな、うまくいくかよ」と自分は感じてしまいました。
映画の時間的制約(上映時間)などもあったのかも知れませんが、もっと失敗するなり、成功するなら成功する理由をもっと説得力を持って提示してほしかった、と思いました。
(説明が自分には速過ぎたのかも)
第1段階の作戦により、ゴジラが超ヘロヘロになった、ということならわかるかな。
ともかく、そういったことで、最後充分なスッキリ感がないままエンド・・・
とはいえ、点数を付けると100点中80点くらいはあげられます。
甘めに付ければ90点。
見る前の期待感がハンパなかったなか、そこまでいくのですから、やはりたいしたものだとも言えるかも。